ウクライナ社会を知る6カ条(ホフステードの6次元モデルを用いて)

オランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士は、1960年代の後半から「文化」という曖昧な対象を研究しモデル化した、文化と経営の研究領域における世界的なパイオニアです。

国際婚活は、異文化の出会いの場でもあります。お互いの文化を理解しないままでは、交際を進める中で誤解が生じたり、相手の反応に疑問が生じる可能性があります。

そこで、今日は、ホフステードの6次元モデルを用いて、ウクライナ社会をより深く理解しましょう。気になる女性の心や行動がウクライナ文化のどんな所に起因しているのかを理解すれば、交際もよりスムーズに進みます。

1.権力格差

ウクライナは権力を持つ者が持たない者と社会の中で隔絶している社会です。

これは、欧州で最大の国であり、100年近くもソビエト連邦の一部であったことから、ウクライナが非常に中央集権的な国であることを意味します。

権力を持つ者と持たない者の立場は、ビジネスの場、交渉の場、協力体制といった、社会のあらゆる場面で顕著に表され、決定は主にトップダウン方式で下され、あらゆる業務に明確な指示が示されます。

2.集団主義/個人主義

ウクライナでは、友達と出かける計画を立てる際には、「私と友達」という代わりに、「私たち友達」という言い方をします。家族、友達、ご近所の人は、ウクライナ人の日常生活に非常に重要な役割を果たしています。ウクライナ人はこうした人とのつながりで、大切な情報を得、必要な人に紹介してもらい、交渉事を成功させます。仕事をする上では、個人的で、信頼できる関係を築くことが重要で、相手を思い遣る、暗黙の了解を伴うコミュニケーションスタイルが取られます。

3.男性性/女性性

ウクライナ人は、仕事の場で自分が達成したことや貢献したこと、あるいは自分の能力を、ひけらかさず、控えめに話す傾向があります。科学者、医者などの知識者は清貧を重んじます。上司は部下に命令してもいいとされますが、仲間同士で威圧的な態度を取るのは良しとされません。

4.不確実性の回避

ウクライナ人は不確実な状況を非常に嫌います。緻密な計画や、詳細な説明が好まれ、物事の背景や流れを知ることを重視します。知らない人とはフォーマルな態度で付き合い、フォーマルであることは、相手への尊重を表す意味も持ちます。

5.短期志向/長期志向

ウクライナ人は非常に現実的で、真実というものは状況や背景やタイミングによって変化しうるものだと考えています。変化する状況に伝統を適合させ、貯蓄と投資することがうまく、節約と結果を得るための忍耐に優れています。

6.人生の楽しみ方

ウクライナの人は、社会的な制約に自分の行動は制限されるものだという認識を持っており、余暇時間に重きを置いておらず、自分の望みをかなえるのは自分次第という感覚をあまり抱いていません。何かに夢中になることに罪悪感も感じがちです。

いかがでしたか?ウクライナ人の思考の傾向に、同意されるでしょうか?それとも、日本人とずいぶん違うなと思われましたでしょうか?

上記はあくまでも社会の全体的な傾向で、ご交際する女性が皆上記の考え方を持っているとは限りませんが、お相手の女性のふとした言動や行動を理解するのに、きっと役に立つことがあると確信します。

国や文化が違っても、ご成婚の為に一番大切なのは、お相手の女性に誠意と覚悟を見せることに尽きます!

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